高血圧での動脈硬化症、ノルバスクなどの治療薬の違い

動脈硬化症とは、動脈が固くなったり狭くなったりすることで、血液の流れが悪くなる病気のことです。そのせいで血液がうまく送れなくなり、心臓に負担がかかります。必要な酸素や栄養がうまくいきわたらず、臓器や組織が正しく機能しなくなってしまいます。動脈硬化症は自覚症状を感じることがほとんどない病気です。しかし放置しておくと、心臓病や脳卒中など、重い合併症を引き起こす危険性があります。合併症が起こる部位に違いはあれど、どれも非常に重い病気です。
動脈硬化症の原因の一つに高血圧があります。血圧が高い状態が続くと、血液の圧力に耐えるために動脈の壁が厚くなり、その結果血管が狭くなります。また血圧が上がるとその圧力で血管の内側が傷つき、コレステロールなどの脂質がたまりやすくなり、血管は更に狭くなります。そのせいで更に血圧が上がるため、放っておくと悪循環が断ち切れず、動脈硬化と高血圧がどんどん進んでしまいます。そのため、動脈硬化症と同時に高血圧に対する治療も並行して行う必要があります。
高血圧の治療は、医師による食事療法や生活習慣改善指導などがありますが、並行して薬物療法を行うことも多いです。高血圧治療薬にはいくつか種類があり、効き方に違いがあります。例えばCA拮抗薬は血管を広げて血圧を下げる効果があり、α遮断薬は血管の収縮を抑えて血圧を下げます。これらの治療薬は、患者の検査数値や病状の違いに応じて、適したものが選択されます。中でも広く使われているのがノルバスクです。ノルバスクはCA拮抗薬に分類される高血圧治療薬です。血管が収縮する際必要になるカルシウムが、細胞の中に入り込まないようにすることで、血管を広がりやすくします。ノルバスクはゆっくりと効果を発揮するのが特徴で、一日の服用回数が一回で済む点も利点です。